冷戦構造崩壊からバブル期をへて21世紀、そして現在まで、著者は何をみつめ、考えてきたか。全3巻。戦後史の新しい読み方を示す。カテゴリー:本・音楽・ゲーム>>>本>>>人文/社会商品の状態: 傷や汚れあり配送料の負担: 送料込み(出品者負担)配送の方法: らくらくメルカリ便発送元の地域: 広島県発送までの日数: 1~2日で発送。巻頭に未発表講演録「本の未来」(1999)を付す。だが、自分とちがうものに恐れず近づき、ちがうものをつなぐはたらきをするという思想のはたらきは、ちがう思想を理解することもなしに力でおしつぶすというやりかたとはちがう、おもしろい役割をになっている。日本文化の重層性のふんぎりのわるさの中には、そのような理想が含まれているように思える〉(義円の母 1970)第2巻(1970-1987)には、オーウェル、エリクソン、花田清輝、林達夫論から野坂昭如・五木寛之・井上ひさしを論じた「冗談音楽の流れ」、丸山真男『戦中と戦後の間』、滝田ゆう、竹宮恵子の漫画、柴田道子や乙骨淑子の仕事、金時鐘『猪飼野詩集』、「これは面白い文庫本66冊」まで57編を収録。学生運動の場合などでは、最も大きい声を出せるものが、最大の思想家ということになろう。第3巻(1988-2007)には、ソ連邦崩壊後のマルクス主義文献、『日本好戦詩集』について、雑誌『朝鮮人』の終りに、岩明均『寄生獣』論から、村上春樹、奈良美智、『ハンセン病文学全集』刊行によせて、吉本隆明『老いの流儀』、秋元松代論、ブロツキイ『私人』について、世界文学の中の『死霊』、神谷美恵子管見、川上弘美『パレード』解説まで109編を収録。もちろん、それも思想の力の一種だけれども、その種の力だけを重く見ると、宣伝力といっしょくたになってしまう。そういう基準からすれば、非戦の思想とか、非暴力の思想は、重要な思想にはなり得ない。ご了承の上でお求め頂ければ幸いです。巻頭に「わたしの100冊」、巻末には「みすず読書アンケート 1975-2005」および掲載文書誌一覧を付す。第1巻(1946‐1969)55編。#鶴見俊輔 #書評 #本 #評論 #文学 #歴史 #人文 #社会1946年から2007年まで、著者の多岐にわたる活動を、書評を中心に初めて年代順に精選・編集。〈私たちは、思想に、他をおしつぶすような力を求めすぎる。そうなると、テレビを占拠しているものの思想が最大の思想ということになってしまう。「鶴見俊輔書評集成」全３巻鶴見 俊輔定価: -経年による劣化がございます(写真参照願います)